コロナ死亡率、持病で5倍超 腎臓病やがん、9要因分析―厚労省10万人調査 2021年09月04日14時10分 記者会見場の演台に取り付けられた厚生労働省のシンボルマーク=7月16日、東京都千代田区 新型コロナウイルス感染者のうち、慢性腎臓病や悪性腫瘍(がん)といった持病などがある場合の死亡率は、全くない人の約5.6倍に上ることが4日、厚生労働省の調査で分かった。約10万人を対象に、重症化リスクが高いとされる9要因を分析した。 「酸素缶」高額転売が横行 買い占めも、医療不安背景か―新型コロナ 厚労省は、感染者データを管理する情報システム「ハーシス」に4~6月に登録された症例を集計。約32.2万人のうち慢性腎臓病や高血圧症など9要因の有無が記載されていた約10.3万人について、7月22日までに死亡した割合を調べた。 9要因が一つもない人の死亡率は0.41%だったが、一つ以上ある人は全体で2.2