ミャンマーでクーデターに抗議するデモに参加し、銃撃され死亡した女子学生の遺体を治安当局が墓から掘り起こして持ち去り、解剖の結果、銃創は警察の発砲とは無関係だと分かったと主張した。7日付の国営紙が報じた。学生は反軍政の象徴になりつつあり、殺害関与の否定に躍起になっているとみられる。 地元メディアによると学生はチャル・シンさん(19)。3日、同国第2の都市マンダレーでデモに参加し銃撃された。英語で「全てうまくいく」と書かれたTシャツを着ていて、普段から「天使」の愛称で親しまれていた。 4日に葬儀が営まれ埋葬されたが、当局は5日に遺体を持ち去った。国営紙によると、当局は、頭部に銃創があったが、警察が使用している銃弾と傷の大きさが合わなかったとしている。(共同)