知財の利回りという本を先月買いました。主にインテレクチュアル・ベンチャーズ社(IV社)について書かれた本です。ざっと読みましたが、IV社についてよく調べていると感じました。特に、1章は読みごたえありました。しかし、この本の著者は、問題の本質を深く突き詰めようとしていないように感じました。昨年、このブログに、インテレクチュアル・ベンチャーズのビジネスは注意要と書きましたが、この本を読んで、そのような懸念はさらに強くなりました。 なお、土生弁理士は、この本の書評として「IVのビジネスモデルに近いのは、どちらかというと不動産の私募ファンド」と分析しておられます。株式よりも不動産への投資に近いというのは確かでしょう。 まず、IV社のようなインベンション・キャピタルによって、次のような効果が期待できます。 ・発明のための資金の回り方がよくなる。 ・不要な特許を購入してもらえる。 ・特許ポートフォリオ
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