フンドシ姿で銀座を闊歩、半刈りで街や電車の中を歩きまわる、妖艶な女店主に扮し観客に酒を振舞うなど、さまざまなハプニング(?)を起こしてきた榎忠の上映会開催中 『ハンガリー国へハンガリで行く』 (C) Chu Enoki 70年代より数々の伝説的パフォーマンスを繰り広げ、近年では鉄の廃材や金属部品から、全長数十メートル、総重量数十トンといった超スケールの彫刻やオブジェを発表するなど、その桁外れの想像力と創作力で常に我々の度肝を抜いてきた榎忠(えのちゅう)。その活動の全貌を明らかにすべく、BLD GALLERYでは4月5・12・19日に、東京においてはほぼ初公開となる貴重な映像10作品をまとめて上映する。 榎忠は香川県に生まれ、デザインを学ぶべく神戸へ移住。1965年頃より作品制作を開始し、70年「グループJAPAN KOBE ZERO」を結成。神戸の市街を都市劇場に見立て、集団で繰り広げる数