捨て身? au、“禁断”無料通話の賭け LINE提携でデータ通信量増狙う KDDIが、LINEなどネット利用の無料通話サービス事業者との提携を強化している。無料通話が浸透すれば音声通話収入の減少につながる「もろ刃の剣」の戦略でもあり、勝算はあるのか。 共有する プリント/アラート KDDI(au)が、インターネットを利用する無料通話サービス事業者との提携を強化している。老舗の「スカイプ」に続き、スマートフォン(高機能携帯電話)向けアプリ(応用ソフト)の「LINE(ライン)」とも連携し、契約者数やデータ通信収入を押し上げる効果を狙う。もっとも、無料通話が浸透すれば音声通話収入の減少につながる「もろ刃の剣」の戦略だけに、ライバルのNTTドコモやソフトバンクモバイルは静観の構えだ。捨て身にも見えるKDDIに勝算はあるのか。 IP電話移行を視野 「『LINE』は新しいコミュニケーションのスタイルで