モトクロス:大阪城で世界大会?来秋計画 市長・知事「海外に売り出すチャンス」/文化財専門家「国宝級、保存にマイナス」 大阪市が管理する国の特別史跡・大阪城の西の丸庭園(大阪市中央区)で来秋、モトクロス(競技用バイク)の世界大会を開く計画が進んでいる。飲料メーカーの主催で、橋下徹市長や松井一郎・大阪府知事らが「大阪城を世界に売り出すチャンス」と後押しを決めた。ただ、大規模な盛り土をするため、開催には文化庁の許可が必要。専門家からは「奇想天外な計画。史跡の保存にはマイナスだ」と疑問の声も上がっており、実現できるかは不透明だ。 飲料メーカーによると、大会はPR活動の一環で01年から世界各国で開催。昨年はドバイやローマなど6都市で開き、観客動員は23万人を超えた。来年は初めて日本での開催を予定している。 市によると、今年3月ごろ「日本を代表する城を大会の借景にしたい」とメーカーから打診があった。計