同居が始まり、じゃれ合うラッコのクータン(右)とパタ=12日午前9時19分、大阪市港区の海遊館、戸村登撮影 国内の飼育頭数が減少しているラッコの繁殖を狙って、大阪市港区の水族館「海遊館」で12日、同館のメス2頭と、新潟市の水族館から借りたオスを同居させる「お見合い」があった。他館のオスとの「お見合い」は2005年以来の約7年ぶりで、今回が2回目。 お見合いをしたのは、海遊館のメス「エレン」(推定23歳)、「パタ」(15歳)と、3月に新潟市水族館マリンピア日本海から搬入されたオス「クータン」(11歳)。2頭のメスが泳ぐ水槽にクータンを入れると、早速パタとじゃれ合う姿が見られた。来年7月まで、様子を見ながら同居を続けさせる。 ラッコは国際的に保護され、野生の個体の捕獲が難しく、繁殖が課題。一方、国内で飼育するラッコは高齢化が進んでおり、年々減少している。海遊館でも昨年1月、オスが死に、メ