【小野太郎】「リアル桃鉄」に挑戦しませんか――。長崎市の路面電車を使って、鉄道ゲーム「桃太郎電鉄」を楽しむイベントが12月7、8日に開かれる。主催者が参加者を募集している。 桃太郎電鉄は、電車で全国各地を巡る双六(すごろく)のようなコンピューターゲーム。1988年の発売以降、根強い人気を誇り、シリーズは36タイトルを数える。 イベントは、地域活性化イベントを企画するドーンマジック(東京)などが主催する。代表で放送作家の横山龍太さん(36)が、かつて夢中になったゲームを町おこしに生かすことができないかと考え、舞台に長崎を選んだ。「路面電車があって、観光名所がコンパクトに集まっている」 横山さんの提案を受け、長崎国際観光コンベンション協会が共催する。協会の股張一男観光推進統括部長(51)もゲームの経験者。まち歩き観光「長崎さるく」のメニューの一つとして、長崎の魅力を全国に発信できると考えた。