今や老若男女を問わず、愛されるようになったアニメーション。「日本のアニメーションは世界にも受け入れられている」と言われることもあるが、ビジネスとして健全な成功を収められている作品は決して多くない。この連載では現在のアニメビジネスについてデータをもとに分析し、持続可能なあるべき姿を探っていく。 毎年好例となった東京都現代美術館におけるスタジオジブリ制作の企画展。毎年アニメをテーマとしたものだったが、今年は「館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」ということで特撮がテーマである。すでに行った人もいるかと思うが、今回は特撮とアニメの関係性や、それを通じて見えてくる世界的な映像のトレンドについて述べてみたい。
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