「パン屋さんめぐりの会」なるパン好きコミュニティーを主宰して7年。最近ではパンを求めて旅するブログ「旅するパンマニア」で、国内外のパンを毎日のように紹介している。 今まで食べたパンは1万個以上というと、「どれだけパンマニアなんだ!」「ご飯など食べずに三食パンを食べて暮らしているのではないか」「物心ついた時からパン一辺倒なのではないか」と思われがちだが、実は、もともとご飯党だった。食べ盛りのころは4つ上の姉と競うようにご飯を食べ続けていて、茶わん3杯のおかわりは日常茶飯事だったのだ。 そんな私がなぜここまでパン好きになってしまったのか、パンにどれほどのめり込んでいったかを、その時々の出来事と、それに費やしたお金とともに振り返ってみたいと思う。 きっかけは、フランスで食べたパン 私は18歳まで、埼玉県のとある町で育った。今でこそショッピングモールがあるとはいえ、当時の買い物をする場所といえば近
![感動の味を求めて国内外を遠征 1万個以上を食べ歩いた片山智香子が語る、パンの魅力とマイルール](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/fa503366258fc61e1fa4c1b7d786ce15661377e7/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fstatic.es.cyberowl.jp%2Fimages%2Farticle%2Foriginal%2F5c0a3a8320f65.jpg%3Fc58b76a)