兵庫県尼崎市で放火を繰り返したとして、県警少年捜査課などが同市立中学3年の少女2人(14、15歳)を建造物等以外放火と器物損壊両容疑で逮捕、1年の少女(12)を児童相談所に通告していたことが捜査関係者への取材でわかった。 調べに対し、いずれも「消防車が来て大騒ぎになるのを見るのが楽しかった。自分たちがやったという高揚感がたまらなかった」などと話しているという。 捜査関係者によると、3人は9月17〜19日の夜間、通学先とは別の中学の校門に掲示されたポスターにライター用オイルをかけ、火を付けて門扉を焼損させたほか、路上にあったバイクや自転車、カーブミラーなどに放火した疑い。 少女らは同じ中学の友人。県警は、深夜に集まって徘徊(はいかい)しながら計6件の放火行為を繰り返したことを裏付け、近く追送検する。