W杯では、出場国それぞれのサッカーのスタイルを目の当たりにするのも醍醐味のひとつ。欧州で人々の生活とサッカーとの関わり方を見てきた漫画家ヤマザキマリ氏と、日本サッカーを長年愛してきた漫画家、とり・みき氏がW杯現地観戦で感じ取ったことを語り合った。 とり・みき/熊本県出身。漫画家。エッセイコミックなども手がける。94年『DAI-HONYA』98年『SF大将』で星雲賞、95年『遠くへいきたい』で文春漫画賞を受賞。FC東京サポーター とり・みき (日本vsギリシャ戦などが行なわれた)ナタールは空港や会場、道路など、あらゆるものが作りかけでしたね。 ヤマザキ ナタールだけじゃなくて、小さい町は全部そんな感じでした。クイアバも全然間に合っていなかったようですね。 とり・みき 実際に行ってみると、高層マンションや都会の風景があるんだけど、最近になって無理やり高層ビルを建てて都市開発を実施した経緯が見え