はじめに カルシウムは体内に最も多く含まれるミネラルで、一部の食物にも含まれているが、ほかの食物に添加されたり、サプリメントとして利用されたりしている。一部の医薬品(制酸薬など)にも配合されている。カルシウムは、血管の収縮と拡張、筋肉の機能、神経の伝達、細胞内のシグナル伝達およびホルモン分泌に必要とされているが、これらの極めて重要な代謝機能を促すのに必要な体内総カルシウム量は、1%未満である[1]。血清中カルシウム濃度は極めて厳格に制御され、食事摂取量の変化によって変動することはない;身体は、血液、筋肉および細胞内液におけるカルシウム濃度を一定に維持するため、骨組織をカルシウムの貯蔵庫またはカルシウムの供給源として利用する[1]。 体内で必要なカルシウムを供給した後の残りの99%は、骨および歯に貯蔵され、その構造と機能を支える[1]。骨自体は、新生骨へのカルシウムの再吸収と沈着の繰り返しに
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