出来立てほやほやの時のシステムはバグだらけで危なっかしい。そして数か月でバグ収束曲線で近似されるように徐々に品質があがっていて安定して動き出す。まるで赤ちゃんから大人に成長する過程を見ているようだ。そして、普通システムってのは長年使われるものだ。そうなると、今度は年老いてくる。システムが年老いてくるということはどういうことなのか。もちろん、ハードの衰えは確実にある。しかし、より重要なことはソフトウェアの衰えだ。長年使われている間の追加開発によりシステムは「衰える」。 最近、たくさんの衰えを見てきた。基本的に衰えたシステムは「わけがわからない」状態になる。モジュール構成がどうなっているのか、どんな機能があるのか、最近バグが多いけどどうしたらいいのか、弱ってきたんで性能をあげたいけどどうしたらよいのかなどなど。しかし、「わけがわからない」と言っていても永遠にわけがわからない。わけがわからないも
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