“いじめられた”側のインタビューも 載せる計画だったが… 『サルでも描けるまんが教室』(相原コージとの共著)などの著書で知られる編集者・ライター・漫画原作者の竹熊健太郎氏だ。彼は小山田に続く連載第2回で“いじめられっ子”側として登場している。 「当時私も『クイック・ジャパン』の執筆者の一人であり、ライターだった村上清氏と、編集長の赤田祐一氏のこともよく存じています。『いじめ紀行』の第2回で村上氏からインタビューされ、子ども時代の“いじめられ”体験を中心に話しました。 小山田さんのインタビューは、雑誌が出てから知りました。正直、身障者をいじめた内容は愉快ではなく、さっと眺めただけで深く読んだわけではありません。今回この取材を受けることになって、初めてちゃんと最後まで読んだくらいです。 当時の『クイック・ジャパン』は“シブヤ系”と呼ばれた若者が主要読者層のひとつであり、小山田さんはシブヤ系の教