横浜のベンチャー企業「CSイノベーション」(横浜市中区山下町24)が、硬いアイスもさっとすくえて食べやすい宇宙開発技術を応用したアイスクリームスプーン「スペースマイスタースプーン」を開発した。 カーボングラファイト(高温焼成結晶化炭素素材)は、熱を伝えやすく拡散しやすい性質を持つ素材で、小惑星探査機「はやぶさ」にも用いられている。この素材を使って作られたスペースマイスタースプーンは、指が触れる部分からスプーンを通じて体温が素早くアイスに伝わり拡散することで、凍ったアイスも簡単にスプーンですくって食べることができる。 形状は、カップアイスに付属の木製スプーンをモデルにした懐かしいデザイン。炭素素材なので黒い外観だが、金属ではないので、サビや変色の心配はない。 氷にスプーンの先を当てると、触れた部分からどんどん氷を溶かして刺さっていくのが分る。熱拡散率が高いので持ち手はひやっとした冷たい感覚に