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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (4)

  • 第5回 「男脳」「女脳」のウソはなぜ、どのように拡散するのか

    さんは東大教養学部がある駒場キャンパスの准教授なので、大学に入ってほやほやの1年生の講義を受け持つことがある。その時のエピソードをもって、まず想像してほしい。 「駒場の1年生の心理学の講義で、最初にやるんですよ。血液型性格判断がいかに正しくないか、科学的じゃないか。でも、結構な数の子があれでショックを受けちゃうんですよね。今まで信じてましたって。でも、サイエンスとしての心理学の講義をとる以上、そこのところはちゃんとしてほしいです。血液型性格判断は、もう100パーセント非科学的なんですけど、ただ、血液型性格判断を信じてしまう人の心理っていうのは、おもしろい研究対象ではありますね」 血液型性格判断については、もう信奉する人が度を越していて、ぼくもうんざりなので、四さんのこの姿勢には大いに共感する。それが「正しくない」「科学的じゃない」理由については、稿のカバーする範囲ではないと思うの

    第5回 「男脳」「女脳」のウソはなぜ、どのように拡散するのか
  • メスしかいないサラマンダー、驚きの利点判明

    メスしかいないサラマンダーの個体群は、近縁種のサラマンダーのオスからDNAを「盗んで」いる。(PHOTOGRAPH BY ZAC HERR) 両生類のサラマンダーには、メスだけの集団がいる。それで不自由しないどころか、彼女たちは大いに繁栄している。 北米北東部にみられるトラフサンショウウオ属の一部がそうだ。彼女たちは自らのクローンを産んで新しい世代とすることができる。 多くの科学者は、このような集団は必ず行き詰まると考えるが、このほど科学誌「Journal of Zoology」に掲載された最新の研究で、そうとは限らないことが明らかになった。 オハイオ州立大学の研究チームは、切断された体の一部を再生させるサラマンダーの能力に焦点を当てた。彼らは捕者の攻撃や事故などでどこかの部位を失ってもすぐに再生できる。(参考記事:「再生能力を持つ生物、代表5種」、「死後3カ月たったミズクラゲが生き返っ

    メスしかいないサラマンダー、驚きの利点判明
  • 吸血コウモリはなぜ仲間に血を分け与えるのか

    ナミチスイコウモリは、どの仲間が自分を助けてくれたかを覚えていて、それに応じた行動をとることが明らかになった。(PHOTOGRAPH BY BARRY MANSELL, SUPERSTOCK, ALAMY) 新たな研究により、チスイコウモリのメスは将来において自分の生存に有利になるように仲間に血を分け与えていることが明らかになった。チスイコウモリは我々が考える以上に洗練された社会生活を送っているようだ。この結果は11月18日付の科学誌「英国王立協会紀要B」で発表された。 今回の発見は、南北アメリカ大陸の熱帯地方原産で、しばしば嫌われ者とされるコウモリに新たな光を投げかけることになった。ナミチスイコウモリ(Desmodus rotundus)は動物の血液だけを餌にしているが、吸う量は少なく、獲物を殺すことはない。彼らの体には驚異的な武器が備わっていて、マムシのように獲物の体温を感知でき、驚く

    吸血コウモリはなぜ仲間に血を分け与えるのか
    lotustea
    lotustea 2015/11/24
    “チスイコウモリは固く団結した社会に暮らし、血縁関係のない複数のメスたちが群れを作る。”
  • コウモリが空中で反転して止まれる理由を解明

    翼を広げるコイヌガオフルーツコウモリ。ボルネオ島、ブキット・サラン保護区で撮影。最新の研究によると、コウモリは逆さまになって止まる際、自らの重さを利用しているという。(Photograph by Ch'ien Lee, Minden Pictures/Corbis ) 空中で反転して天井に止まるというコウモリの行動は、自然界でもとりわけ難度の高い妙技だ。隙間などの狭い空間にパタパタと飛んでいき、ひらりと身を翻して、頭を下にしてぶら下がる。その間、わずか数秒しかかからない。 コウモリがどうやってこの技を成功させているのかは、長い間謎とされてきた。飛ぶ生物の中でも、彼らはその体重の割に非常に重たい翼を持っているからだ。 科学者たちはようやくその答えをつかんだようだ。コウモリは厄介な翼を長所に変え、その重さを利用することで、上下逆さまになる際に必要な力を得ているのだという。 11月16日に学術サ

    コウモリが空中で反転して止まれる理由を解明
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