解説 Hyper-Vの仮想マシンでは、VHDやVHDXファイルなどの仮想ディスクファイルを使うのが一般的だが、これ以外にも物理ディスク(もしくはSAN上のLUN)を直接仮想マシンに接続(アタッチ)して利用する方法がある。これを「パススルーディスク(pass-through disk)」といい(仮想マシンからのアクセス要求を全てそのまま物理ディスクへ渡して処理するため、こう呼ばれる)、次のようなメリットがある。 より高速な入出力――ファイルシステムのドライバ経由でVHDやVDHXファイルを処理するのではなく、直接物理ディスクにアクセスできるので、オーバーヘッドの少ない高速なディスク入出力が期待できる(一般的には、容量固定の仮想ディスクと同等か、少し速くなる) 大量のデータを含むボリュームの素早いマウント/アンマウント――既にデータが記録されている(ボリュームを作成済みの)物理ディスクを素早く