ノックアウトできなければ、観客が「審判」となり多数決で勝敗を決める--。そんな観客参加型の異種格闘技イベント「敬天愛人(けいてんあいじん)」が11月11日、鹿児島市の鹿児島アリーナで初開催される。格闘技の魅力を広めたいと主催し、選手としても出場するプロ格闘家、菊野克紀さん(36)=同市出身=は「コンセプトは親が子供に見せたい格闘道。観客と選手が一体になれるイベントを目指す」と意気込む。 出場するのは、極真空手の有段者からモンゴル相撲の実力者まで国内外の男女22選手。試合は男性のみのトーナメント戦と、1試合だけの「ワンマッチ」があり、いずれも試合時間は3分間だ。ダウンやギブアップ、円形(直径8メートル)でロープがないリングから3回出るなどするとノックアウトとなる。勝負がつかなかった場合、観客が裏と表で色が異なるイベントのパンフレットを使い、勝ちと思う方の選手の色を頭上に掲げ「投票…