エールフランス-KLMグループは現地時間5月20日、傘下のエールフランス航空(AFR/AF)が運航するエアバスA380型機について、運航を終了すると発表した。中国から拡散した新型コロナウイルスの影響によるもので、退役を当初の2022年から前倒しする。 A380は総2階建ての超大型機で、エールフランスは9機保有。このうち4機がリース機で、5機が購入機となる。今後はA350やボーイング787型機など、既存機への置き換えを進める。 新型コロナの影響などにより、A380を運航停止する航空会社が相次いでいる。カンタス航空(QFA/QF)は9月まで、12機中8機の運航を停止。最大顧客のエミレーツ航空(UAE/EK)は、115機中46機の退役を検討している。全日本空輸(ANA/NH)は、4月に完納を予定していた同社向け3号機(登録記号JA383A)の受領を半年程度遅らせる。 ルフトハンザ ドイツ航空(D