マスクを外すことはなかった。妨害目的で新型コロナウイルスのワクチン接種会場に侵入したとして、建造物侵入罪に問われた反ワクチン団体「神真都(やまと)Q会」の元リーダー格だった倉岡宏行被告(43)ら5人の初公判が6日に東京地裁で行われ、5人とも起訴内容を全面的に認めた。支援者がノーマスクで傍聴席に駆けつけるなか、きっちりマスク着用であっさりと容疑を認めて、〝完落ち〟した倉岡被告。メンバーの脱退が相次ぐ「神真都Q会」は青色吐息だ。 もはやかつての主義主張は捨ててしまったのか? この日、神真都Q会のリーダー格だった倉岡被告は、紺色のスーツをビシッと着て出廷。裁判長が起訴状を読み上げると、今年3月から複数回にわたって都内のワクチン接種会場に建造物侵入を行ったことについて「間違いありません」と認め、退廷時には傍聴席にいた父で俳優の岡崎二朗とアイコンタクトを取る場面もあった。 この日は朝から支援者10人