成田空港で昨年3月、米航空貨物大手フェデラルエクスプレス(FDX)の貨物機(MD11)が着陸に失敗して炎上し、機長と副操縦士の2人が死亡した事故で、滑走路上で事故機の機首が操縦士の操作を超える激しい上下動をしていたことが運輸安全委員会が16日に公表した調査経過報告で分かった。安全委は「風が事故の主要因ではない」とみて、さらに調査する。 調査によると、事故が起きたのは昨年3月23日午前6時48分ごろ。中国・広州発の事故機は、最初に機首をやや上に向け、右主脚から着地した際に小さく弾み、機首を下に向けて前輪から着地した。機体は再度バウンドし、機首を上に向けて約5メートルの高さまで浮き上がった後、機首を下げ、やや左に傾いた状態で前輪から激しく着地した。この衝撃で左主翼が主脚の上付近から折れ、機体は炎上しながら左側に大きく曲がって滑走路を外れ、裏返しになった。 滑走路では当時、強風が吹いていたが
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く