おととし、横浜市の京急線の踏切で立往生していたトラックと電車が衝突した事故について、国の運輸安全委員会は、再発防止には、信号機の位置や数を適切に配置することが必要だなどとする調査報告書をまとめました。 おととし9月、横浜市神奈川区の京急線の踏切で、立往生していたトラックと電車が衝突し、警察によりますと、トラックを運転していた男性が死亡したほか、電車の乗客など30人以上がけがをしました。 運輸安全委員会がまとめた調査報告書によりますと、時速120キロで走行している中で、電車の運転士が踏切内の異常を知らせる信号機が見える場所に到達してから、1.8秒以内に非常ブレーキをかける必要があったと試算され、運転士が信号機の確認に必要な時間が十分に考慮されていなかったと考えられるとしています。 実際は、信号の点滅の速度や瞬間的に信号を遮る柱などから、点滅に気づきブレーキをかけるまでの時間はおよそ4秒と推定