【秋本俊二のエアライン・レポート】 臨時便を東北へ! 逃げ遅れた乗客を「3.11」直後から輸送しつづけたジェイ・エアの物語(上)東日本大震災から5年。あの「3.11」発生直後に、逃げ遅れた人たちを輸送するため東北へ臨時便を飛ばしつづけた航空会社があった。大阪・伊丹を拠点にローカル路線を運航するJALグループのジェイ・エアだ。社長として同社を率いた山村毅氏(現在はJAL執行役員・貨物郵便本部長)に当時を振り返ってもらいながら、知られざるドラマを再現する。 地震発生 ――仙台/伊丹運航予定の機材は?3.11当時、ジェイ・エアを社長として率いていた山村毅氏 ジェイ・エアは1996年、JALグループのローカル路線を担う会社として設立され、県営名古屋空港を拠点にネットワークを展開してきた。2010年1月のJAL経営破綻後は、不採算路線の縮小を中心にグループの路線計画が見直され、ジェイ・エアの運航便は
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