窒息事故が相次いだこんにゃくゼリー。3年ぶりとみられる今回の事故を受け、消費者庁は9日、消費者に対し、改めて「子供や高齢者は食べない」などの注意を呼びかけた。 こんにゃくゼリーでは、平成20年に兵庫県で凍らせたゼリーを与えられた1歳9カ月の男児が死亡するなど多くの死亡事故が発生し、一時、商品の販売が中止されるなど問題になった。21年に消費者庁が発足する一因にもなっている。 国は「子供やお年寄りは絶対に食べない」「凍らせて食べない」という注意を行い、メーカーも形状を工夫するなど窒息事故を防ぐ取り組みが進められてきた。 消費者庁は昨年12月、「こんにゃくゼリーの大きさは気管より小さい直径1センチ以下にする」「弾力性を小さくする」「かみ切りやすくする」などの安全の指標を作成。メーカーに改善を求めていたところだった。 同庁は男児が食べていた製品名などは「不明」としているが、改めて「一口サイズのこん