ひとかけらの寂しさ 宝塚星組『スカーレット・ピンパーネル』2008年9月12日 中本千晶 現在、東京宝塚劇場で上演中の星組公演「スカーレット・ピンパーネル」、宝塚大劇場で先に観た知り合いが「100点満点!」と採点していたらしいけど、たしかに納得の面白さだ。 年間8本もの大劇場作品を上演するタカラヅカ。当然、作品ごとに評価は分かれる。新しい作品の初日が開けるたびに、ファンの声がかしましい。 そのなかで、多くのファンの高い評価を獲得する「名作」の条件とは何だ? 「スカーレット・ピンパーネル」観劇をきっかけに、ふと考えてみた。 第一に、毎公演2000人もの観客の興味を最後まで惹きつけるストーリーであること。 そうなると難しすぎてはいけないが、かといって陳腐なものでもいけない。当然、明らかな破綻や矛盾があってもシラけてしまう。 このあたりの絶妙なバランスが難しい。 第二に、スターの魅力が生かされる
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く