【クアラルンプール時事】マレーシアの総選挙は5日、投票が始まった。1957年の独立当時から政権を握る与党連合が連邦議会下院(定数222)で引き続き過半数を維持するか、野党連合が議席を増やして初の政権交代を実現するかが焦点。投票は午後5時(日本時間午後6時)に締め切られ、即日開票される。深夜にも大勢が判明する見込み。 マレーシアで総選挙が行われるのは2008年3月以来、5年2カ月ぶり。改選前の議席は無所属などを除いて、与党連合の国民戦線(BN)が135議席、野党連合の人民同盟(PR)が75議席だった。 前回総選挙で与党連合は、人口の3割を占める華人系とインド系の離反に直面。39年ぶりに下院で3分の2の安定多数を割り込んだ。ナジブ首相は安定多数の回復を目指している。