外来をやっていて、「喉が痛い」という症状で受診される患者さんはたくさんいらっしゃいます。「喉が痛くて食事も水分も取れない」「喉が痛くて夜も眠れない」等、訴え方も様々です。同様に、診察所見も、訴えほど赤くなかったり、逆にひどく腫れて膿がついているなど様々です。 そんな誰もが経験する喉の痛みですが、原因や状態によって対応方法は異なります。今回の記事では、総合内科専門医の長谷川嘉哉が、喉の痛みの正しい診断・対応方法についてご紹介します。 1.なぜ喉が痛くなる? 喉の痛みが起こる理由を解説します そもそも、なぜ喉は痛くなるのでしょうか? 喉は、空気や食べ物の通り道であるため、外敵の侵入を防ぐ機能を備えています。そのため喉は粘膜で守られていますが、ウイルスや細菌などによって破壊され傷つくと、防御反応によって炎症が起こります。炎症が起きた部位は、赤くなり、熱を持ち、腫れ上がり、痛みを感じるのです。 外
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