文学フリマ、と仮にも「文学」の名を冠するイベントにサークル参加して文学作品を世に問う文学結社の一員である以上、記録として残しておくべき出来事があったのでここにブログ記事にさせていただいた。 2012年11月18日、第十五回文学フリマで千円札を右手に握りしめた鯨は東京流通センターの2階、「絶対移動中」ブースの前に立っていた。ある密告者から「霜月みつかが上で『それでは、眠れない夜を』って言っているよ」と聴いたからだ。それは弊社が同人誌即売会で独自に使用する文句であり、一週間前から何時間も掛けて顔芸を鍛えてきた末に披露しているもので、素人が何の下積みなしにやっているなんて許せないと思ったのだ。その数分後、鯨は絶対移動中の新刊と眠る犬小屋さんの『後輩書記とセンパイ会計、不滅の陶器に挑む』を購入してエスカレーターを下りていた。 11月27日、20時ごろに『後輩書記とセンパイ会計、不滅の陶器に挑む』を