2012年3月15日のブックマーク (2件)

  • 未来私考

    新海誠の最新作「天気の子」が公開されて早1ヶ月が過ぎた。気が付けば繰り返し映画館へと通いつめ、すっかりこの物語に魅了されてしまっている。いったいなぜこれほど心を奪われてしまったのか。以下、今思っていることを物語の核心に触れる部分も含めて一切遠慮なく書き綴るので未見の方はご了承いただきたい。 水に沈む東京の美しさ まず何と言ってもエピローグが素晴らしい。降り続く雨によって東京の東半分が水没してしまった俯瞰ショットからの3年後。状況に戸惑う主人公・帆高と対照的に、変化に順応し日常を謳歌する人々が軽やかなテンポで描かれる。「元に戻っただけ」「最初から世界は狂っていた」そう言って慰める大人たちの言葉を受けてもなお思い悩む帆高は、美しく輝く世界に向かって祈る陽菜を目の当たりにし、この世界でまっすぐに生きていく決意と確信を得る。 この一連のシーンが当に素晴らしく胸を打つ。特にラストシーンの美しさは、

    未来私考
  • ファカルティズ・コラム-ビジネス・スキルを高めるヒント集-

    最近ビジネスでも、また私も頻繁に使うようになった言葉に「解像度」があります。 元々テレビPCのディスプレイの性能や印刷の精度を表現する言葉ですが、要するに「映像の鮮明さ」の度合いを意味します。 私の場合は「ちょっとその表現では解像度が低いですねえ」とか「もう少し解像度を上げて考えてみましょう」といった使い方をしますが、それぞれ「抽象的すぎてイメージしにくい(解像度が低い)」と「伝わらない」「考えにくい」と感じたときに使っています。 しかし、思考やコミュニケーションという分野で、なぜ「解像度」という視覚に関する表現が使われるのでしょうか。

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