気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 約束には大きく分けて3つの形がある。最初はごくゆるい個人的な決まりの水準で発生する。毎日1万歩以上歩くことを自分に約束するといったぐあいだ。ここでは自分との間で対話がある。「君、ちゃんと歩くんだよ」という命令とも、要請ともつかぬ問いかけに、「うん、歩くとも」と約束するのである。ぼくたちはつねに自己との間でこうした会話をつづけているものであり、誰もほんとうの意味で「一人」である人はいない。 しかし実は自己との約束というのは、矛盾した言葉である。自己との約束は、約束にはならないからである。気分が変わったら、それでおしまいだからだ。散歩のことはすっかり忘れてしまっても、当分はそれを咎める者はいなくなっているからである(もっとも後で、ほら、約束したじ
![「相手が自動人形に変じたならば、恋する人はひとりぼっちになる」:日経ビジネスオンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/05f492a9ba706b05ca8fd61b1840b099fb59fdc9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbusiness.nikkeibp.co.jp%2Fimages%2Fn%2Fnbo%2F2011%2Fcommon%2Fnbologo_ogimage.png)