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ブックマーク / jbpress.ismedia.jp (6)

  • 英国経済、1930年代をも上回る恐慌に 回避する術は本当にないのか?

    現在の英国の恐慌(ディプレッション)は、少なくとも第1次世界大戦以降では最長となる。成長率が劇的に上昇しなければ、「大恐慌」を上回る国内総生産(GDP)の累積損失を生む可能性も高い。それだけでも十分に憂慮すべき事態だ。 それ以上に気がかりなのは、そうした予想を変える術はほとんどないという、ほぼ普遍的な見解である。 景気後退は経済が縮小する期間だ(リセッションの語源は「後退」を意味するラテン語)。これに対して恐慌は、GDPが当初の水準を下回っている期間と定義できるかもしれない。 最近、3人の研究者がGDPの月次試算データを使って、こうした定義に基づく英国の恐慌を分析した*1。現在イングランド銀行の金融政策委員会の委員を務めるマーティン・ウィール氏ら論文の筆者3人はこれで、1920~24年の恐慌に始まり、現在の恐慌に至るまでの英国の恐慌の規模と継続期間を分析することができた。 過去1世紀で最も

  • 本当はなかった日本企業の「長期的戦略」 日本的経営を改めて考えてみた(21) | JBpress (ジェイビープレス)

    的経営は“誤解”されてきた。「家族主義に代表される人を大事にする経営」と思われてきた。実際、1980年代にアメリカで行われたセミナーなどで、日の経営者は「社員の解雇は絶対にしません」と胸を張っていたという。 ところが、バブル経済が崩壊して経営が悪化すると、日の経営者たちが率先してやったのが「リストラ」という名の従業員の解雇だった。そもそもリストラ(リストラクチャリング=Restructuring)とは「事業の再構築」という意味なのだが、日では事業の見直しは疎かにされて、「人切り」と同義語にされてしまった。「人を大事にする」など、誤解もいいところだったわけだ。 同じような誤解が、「日の経営は長期的戦略を重視している」というものだ。早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問で一橋大学名誉教授の野口悠紀雄氏は、著書『日経済 企業からの革命』(日経済新聞社、2002年)で以下のように述べ

    本当はなかった日本企業の「長期的戦略」 日本的経営を改めて考えてみた(21) | JBpress (ジェイビープレス)
  • Cool!SUKIYA

    国際都市・東京。各国のビジネスパーソンと仕事をすることが珍しくなくなった昨今、外国人と事を共にするシーンも少なくない。そんなとき、カジュアルなランチの場として利用したいのがすき家だ。 和風の味付けながら、肉を多く使った牛丼なら和に慣れて いなくてもべやすく、物珍しさもある。外国人向けガイドにも『Gyudon』として紹介されるなど、牛丼店は注目のスポットなのだ。円高の中にあっては、リーズナブルさも際だつだろう。 ビジネスでもこれを利用しない手はない。なにより一緒に牛丼を ほおばれば、相手をより身近に感じられる。これから始まるのは、 外国人とのすき家体験をモデルに構成されたショートストーリー。 ぜひとも、牛丼を通じた国際交流をお試しあれ。 とある広告代理店に勤める私は、新作コスメブランドの広告キャンペーンを任されることになった。しばらく忙しくなるかと思うと、保育園通いの息子(と、家事育児

    lucerne
    lucerne 2011/02/24
  • 鳴り物入りの超格安車「ナノ」が売れない タタの大恥は小さな問題に過ぎない JBpress(日本ビジネスプレス)

    インドの一流実業家であるラタン・タタ氏が世界一安い車を、ラテン語で小人を意味する「ナノ」と名づけた時、彼が考えていたのは車のサイズであって、販売台数ではなかった。 2009年4月の発売時にタタ氏は自信を持って、同氏が「国民車」とも呼ぶナノの販売台数は月間2万台に上るだろうと予想した。 だが、国民はあまり買っていない。タタ・モーターズが11月にインドの顧客に納車したナノはたった509台で、「メルセデス」の販売台数より少なかった。 メルセデスよりも売れない「国民車」 高級車ブランド「ジャガー」「ランドローバー」を傘下に抱え、インド国内で「インディカ」「インディゴ」などの乗用車を生産し、トラックメーカーとして世界第4位、バスメーカーとして世界第2位の規模を誇るタタ・モーターズ。その同社を率いるタタ氏にとって、ナノのお粗末な売れ行きは汚点となる。 プロジェクトが打ち切られることはないだろうが、タタ

  • 「宝塚」と「AKB48」とドラッカー 『もしドラ』岩崎夏海氏、タカラジェンヌに出会う(前半) | JBpress (ジェイビープレス)

    正式名称は「宝塚歌劇団」。阪急電鉄の創業者、小林一三(こばやし・いちぞう)氏(1873~1957年)によって創設され、1914年に初公演を行った。以来、100年近くもファンを魅了し続けてきた。 宝塚は、日が世界に誇る超一級のエンタテインメントである。そこでJBpressは、作家の岩崎夏海さんと元タカラジェンヌの花影アリスさんに対談をしていただいた。 岩崎さんは言わずと知れた大ベストセラー『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』の作者である。JBpressのインタビュー記事でも触れたように、岩崎さんは元々エンタテインメント畑の出身だ。エンタテインメントの質を解き明かしたいと考える岩崎さんにとって、宝塚は避けては通れない世界なのである。 一方の花影さんは2010年8月に宝塚を退団したばかりの元タカラジェンヌ。宙組(そらぐみ)に在籍し、絶大な人気を誇った娘役

    「宝塚」と「AKB48」とドラッカー 『もしドラ』岩崎夏海氏、タカラジェンヌに出会う(前半) | JBpress (ジェイビープレス)
  • なぜ私は救急患者の受け入れを拒否したのか 北海道・夕張の村上医師が救急対応の報道に反論 | JBpress (ジェイビープレス)

    6月2日、北海道・夕張の病院で起きたある出来事が全国に報道された。 5月に、夕張市内の男性が首つり自殺を図って心肺停止状態となった。その男性を北海道夕張市立診療所(夕張医療センター)に救急搬送しようとしたところ、理事長の村上智彦医師が受け入れを拒否し、男性患者が死亡した、というのだ。 報道によれば、同センターは2009年秋にも心肺停止状態の自殺者の受け入れを断ったことがあり、夕張市の藤倉肇市長が今回の事態に対して「誠に遺憾」と発言したという。 報道は、センターが救急搬送を断ったことを糾弾する論調である。 しかし、そうした報道から見えてこないことは、あまりにも多い。 村上智彦医師は財政破綻した夕張に単身で飛び込み、地域医療の維持と再生のために、まさに孤軍奮闘している人物である。 そんな村上医師がなぜ救急患者の搬送受け入れを断ったのか。そもそもセンターは当に救急搬送を受け入れるべきだったのだ

    なぜ私は救急患者の受け入れを拒否したのか 北海道・夕張の村上医師が救急対応の報道に反論 | JBpress (ジェイビープレス)
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