家族に関するlucifer_afのブックマーク (4)

  • 午後七時、僕の部屋に明かりが灯る - Everything You’ve Ever Dreamed

    漁師だった母方の祖父は小柄なくせにとにかく腕っぷしが強くて中学を卒業するまで僕は腕相撲でまったく敵わなかった。もっとも、漁師だったのは僕が産まれるずっと前のことで、陸にあがったあとは普通に会社勤めをしていたし、人もあまり思い出したくないのか、漁師時代のことにはほとんど触れようとしないので、ときどき母親と叔父の会話から垣間見える程度で、祖父の漁師時代のことを僕はよく知らない。小学生のころ、夕暮れどきに一緒に海岸を散歩していた祖父が灯台をみつめて、ただひとこと、「あの灯りを頼りに」とぼそっと呟いたのを聞いたことがある。そのときの祖父の眼は、夜の海と同じ色をしていた。中学、高校と進んでいくにつれ、腕っぷし自慢の祖父が僕や弟に腕相撲を仕掛けてくることはなくなっていった。 腕っ節が強いイメージが刷り込みのように焼きついてしまっているので、祖父が最近ちょっとおかしい、忘れっぽくなったと親戚から聞かさ

    午後七時、僕の部屋に明かりが灯る - Everything You’ve Ever Dreamed
  • 育児板拾い読み@2ch あとち これがうちの豆まき

    チラシの裏@801板 二百五十二枚目 yomi.bbspink.com/test/read.cgi/801/1265086202/l50 337 名前: 風と木の名無しさん [sage] 投稿日: 2010/02/03(水) 21:49:37 ID:+aOjTCNi0 2月3日の節分。 豆も恵方巻きも用意しない。 そのかわり、うちにあるのはダンボールいっぱいの駄菓子。 和室を真っ暗にして、家族はビニール袋片手に好きな場所でしゃがんで待機。 そこにダンボールいっぱいの駄菓子を持った祖父登場。 「福はうちーーー!!!!」叫びながら部屋中にこれでもかってほど駄菓子をばらまく祖父。 真っ暗闇の中、音と感触を頼りに菓子をひろってかき集める家族。 親も子も夫婦も兄弟もあるか、弱肉強だといわんばかりの壮絶な取り合い。 時々お互いぶつかったり、手を引っかかれたりするけど気にしない。 頭に飴やらキャラメル

  • if - Everything You’ve Ever Dreamed

    昨夜、友人のジョーク、「生きているのがつらい、死にたい」。先日、テレビのニュース、「自殺者が12年連続で3万人を超えた」「長引く不況で経済的要因による自殺が増えている」。こういう話を耳にするたびに僕は、潰されるような息苦しいような気持ちになる。あの日のことを思い出してしまう。痛みとともに。それから、僕は、知っている人、これから知り合う人、知り合わない人、いろいろな人たちにむけて、どうか命を断つようなことはしないでほしい。もういちど考えてみてほしい。周りにいる人のことを。もし孤独なら、好きなべ物でも面白かったゲームのことでも昔みた夢でもなんでもいい、自分と繋がっているもののことを考えてみてほしい。死なないでほしい。痛みのなかで、僕は祈る。 18年前の春、父は自殺した。動機はわからなかった。遺書もなかった。前兆もなかった。と思う。そう信じたい。葬儀が終わって落ちついたころ、母が僕に「いいお父

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  • 母と話した

    母は3か月ほど働いた後に結婚,その後ずっと専業主婦をやっていた人で今は50代前半である。父の年収は相当多い方だったので,母はまったくお金の困ったことがなかった。母の生家は裕福ではないというかどちらかというと貧乏な方だが,若くして年収の高めな父と結婚したので生活に困窮するという実感をあまり持っておらず,さらに自分で稼いだ金で生活するという意義について全く理解していない。そのため,「働く母親」にはひどく否定的で娘には散々結婚したら仕事はやめるべき,子どもがいるのに働くのは母親のわがままだと吹き込み続けてきた。真っ向から言い負かしたりしたこともあるが,最近でははいはいと受け流すことがほとんどだった。 ところが,この夏父が大病を患い,なんとか定年までは勤められるものの何度も手術を重ねたせいで身体が不自由になった。病気がわかる前から痴呆のような言動をするようになったので,いつ介護が必要になるかわから

    母と話した
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