馬齢であっても歳を重ねると(いわゆるスペシャリスト以外は)管理職か、みなし管理職か、権限はないけど責任ある立場かになって、社内だけでも上司/部下/同僚/他部署やらが絡んでの、いわゆる「判断業務」の比率があがっていきます。 これがくせもので「正しさ病」がひたひたと心をむしばむ予兆です。 わが国では年長者や上司の言葉は、正しかろうが正しくなかろうがだいたいやんわりと受け止めていただけるので、自分より若いかた相手に日々「正しい」判断をくりかえしてると、いつも正しいことをいったつもりになってしまい、それがいつしか快楽をともなう有能感に変換されて、仕事をしてる気分になってしまうのです。 ひどい場合その有能感から、現場にはりついてしっかりと情報を収集して「判断」の精度をあげようとしたりしてしまいます。 これはかなりの率で「正しさ病」に罹患しています。 だいたい仕事に限らず理由が「正しいから」というとき