背景 Goでは外部コマンドの実行時に os/exec パッケージの Command や CommandContext を利用します。特に CommandContext を利用することで、 Goのcontextの流儀に従ってコマンドのタイムアウトや中断が可能であり大変便利です。 一方で、LinuxやmacOSなどにおいてContextによるタイムアウト・中断時には外部コマンドに即座に SIGKILL が送られてキルされてしまうため、一部のケースでは孫プロセスが孤児プロセスとして残ってしまったり、後始末を正しく出来ないままコマンドが終了してしまうという問題が知られていました。 より安全にコマンドを終了させる方法として、まずは SIGINT や SIGTERM を送り、一定時間内に終了しなければ SIGKILL で終了させるなどの方法が知られています。しかし、 CommandContext を使
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