気持ちを立て直すのが難しい子や、友達へのちょっかいがやめられない子-。さまざまな児童と長年向き合ってきた現役の教員が、子供の目線から「こんなふうに叱って」という要望を描いた絵本が人気を集めている。「笑いを交えた叱り方なら子供たちも素直に聞ける。教員だけでなく子育てに迷う人にも絵本を読んで力を抜いてもらいたい」との願いを込めた。 絵本は「ぼく、わたしのトリセツ」(アメージング出版、写真)。文章を手がけた松下隼司さん(43)は大阪市北区の市立豊仁(ほうじん)小学校で3年生の担任を務める。昨年12月に予約販売を始めたところ、好評だったことから今年6月に書籍化され、大手書店などに並ぶ。 絵本に登場するのは、自分の非を認めることができずにすねる男児や、あらゆることを嫌がり素直になれない女児-。愛嬌(あいきょう)はあるが指導にてこずりそうな、どの教室にもいそうな子供たちだ。松下さんがこれまでに出会った
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