休日の伊勢丹新宿本店。開店を待ちかねた人がなだれ込み、人気の「お買場」(売り場)には行列ができる。百貨店不況という言葉が嘘のような活況ぶりだ。国内で唯一、売上高が2000億円を超える。その強さの秘密は、従業員1人ひとりが実践する「全員分析経営」。売れ筋の把握はもちろん、顧客1人ひとりが「何を買わなかったのか」まで分析し、機敏に戦略を転換する。ファッションリーダーの心をつかむ品ぞろえは、実は地道に積み重ねた分析の賜物だ。(文中敬称略)
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く