ブックマーク / www.hanmoto.com (3)

  • 博士論文を出版するための情報共有って必要でしょうか? (青弓社 矢野 未知生) | 版元ドットコム

    青弓社の矢野未知生です。当社は学術書を刊行しています。入門書もありますが、入門書の次の段階以降の書籍が多く、博士論文の書籍化も手がけています。 博士論文をもとにした書籍(以下、博論と略記)について、以前、「博士論文をにする」というエッセーを書きました。それとは別に、気になっていることを書きます。 なお、以下では人文書系の博論にまつわることですので、理系の実情はわかりません。 まず、博論はなかなか売り上げが伸びません。前提となる刷り部数が少ない、ということももちろんありますが、仮に800部を刷って半分を販売するためにも長い時間かかる場合もままあります(もちろん、増刷する書籍もたくさんあります)。そのため、博論は日学術振興会の研究成果公開促進費や各大学の助成を活用して、つまり、一定額の支援をもとに書籍に仕上げることも多くあります。 例えば、日学術振興会の研究成果公開促進費は毎年1

  • 書誌情報と書影とopenBD  (ポット出版 沢辺均) | 版元ドットコム

    openBDプロジェクトは、書誌情報・書影の収集を版元ドットコム、APIシステムの開発をカーリル(図書館横断検索サービス開発会社)で分担しあって、書誌情報・書影をAPIで、だれもが利用できるサービスをはじめた。 ●だれもが自由に使える書誌・書影 あるの存在を知るきっかけにインターネットの情報が大きな存在感となっている。 インターネット以前なら、あるの存在を知るのは書店であったり、新聞・雜誌などの書評や広告だったり、友人・知り合いの口コミからだったりしていた。 インターネットでは、ブログという個人の「日記」、ツイッターやフェイスブックなどのSNSの利用が拡大して、個人の口コミがより手軽になって、広がっている。その際にの話も多く口コミされている。 こうしたインターネット上でのの紹介では、それを読んでくれた人がそのの購入にたどり着けて欲しい。 特にわれわれ出版社としては、タイトル・IS

  • 本屋にきびしい国で、本屋が増えるはずがない。 (三輪舎 中岡祐介) | 版元ドットコム

    はじめまして、こんにちは。三輪舎の中岡と申します。 三輪舎は2014年1月に横浜で設立しました。もともとはTSUTAYAの部であるカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社に8年間勤務しておりました。1年目は六木ヒルズのTSUTAYA TOKYO ROPPONGIで芸術書・写真集の棚を担当し、2年目以降はTSUTAYA加盟企業向けにバイヤーを2年、スーパーバイザーを5年経験しました。子育てを機に、暮らしかたと働きかたを見直そうと思って退職し、「暮らしのオルタナティブを発信する」をコンセプトに三輪舎を設立しました。 私は先ほども申し上げたとおり、TSUTAYAの直営店に1年、その後も間接的ではありますが、アイテムとして書籍・雑誌の売り場・運営指導をしていました。出版業界を、版元・流通・書店に分けるならば、ずうっと書店側にいたわけです。だから、書店と、書店に直接関係する部分の流通のことはよ

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