ブックマーク / www.jsps.go.jp (3)

  • 白川英樹「科研費のもう一つの役割-研究成果の社会還元-」:私と科研費-日本学術振興会

    「私と科研費」は、科研費の広報活動の一環として、これまで科研費によって研究を進められてきた方々や現在研究を進められている方々の科研費に関する意見や期待などを掲載するため、平成21年1月に新設したものです 毎月1名の方に原稿を執筆していただきました。(115号で終了) 私が初めて科学研究費補助金の恩恵にあずかったのは、京都大学理学研究科大学院の博士課程の頃である。修士課程の頃は、京都大学霊長類研究所の共同利用研究費をいただいて、日列島各地のサルの外部形態や社会構造を調べて歩いていた。それが一段落してやっと修士論文を投稿すると、指導教員の伊谷純一郎先生からアフリカでゴリラの調査をやってみないかと声をかけられたのである。二つ返事で私はゴリラをやることに決めた。ニホンザルより人間に近い類人猿の調査をやってみたかったし、チンパンジーはすでに多くの先輩たちが調査をしていた。ゴリラは1950年代の終わ

  • オープンアクセス|科学研究費助成事業(科研費)|日本学術振興会

    科研費の大きな特長の一つは、人文学、社会科学から自然科学まで全ての分野にわたる「学術研究」を幅広く支援している点にあります。このため、科研費の助成を受けた研究の論文について、オープンアクセス(OA)化を推進し、研究者の研究成果に関する情報発信力を強化することは、我が国及び世界の学術研究の発展に大きく寄与します。 科研費は、これまでも、研究成果の概要を国立情報学研究所のKAKENデータベース(外部サイト)で公開してきましたが、論文のオープンアクセス化を推進することで、更なる研究成果の普及やその活用が期待されますので、論文のオープンアクセス化に理解と協力をお願いします。

    オープンアクセス|科学研究費助成事業(科研費)|日本学術振興会
  • No.78(平成27年7月発行) 「科研費について思うこと」 大隅 良典 - 私と科研費 | 科学研究費助成事業|日本学術振興会

    助手になって初めて科研費を貰ってうれしかった思い出も、はるか昔のことになった。もちろん、私も若い頃は研究費の綱渡りで苦しい思いをした。自分では、いい申請書だと思っていても不採択の通知をもらい、落胆していると秋に補欠採択の連絡が届き、交付申請書と次の申請書をほぼ同時に書いたという経験を2度もしたのを今もよく覚えている。私の研究のほぼすべてが科研費に支えられてきたこと、とりわけ近年は特別推進研究のサポートを頂いてここまで研究を進めることができたことに心から感謝している。 文科省、JSPSには、基礎研究を支えるべく科研費について様々な工夫をして頂いているが、私が特に生命科学の領域の研究に関して、科研費の制度について日頃思うことについて述べてみる。 科学研究費“補助金”とは、元来研究ができる環境が整った上で、さらに成果が期待できる研究をまさに「補助」して支援する制度であり、従って補助事業に資さない

  • 1