自立式電波塔として世界最高634メートルの高さになった東京スカイツリー(墨田区)の尖塔部に団子のようなものが突き刺さっていることを、27日、運営会社が明らかにした。尖塔に触れるには空から近づくしかないため、「一体どうやって刺したのか」と担当者も首をかしげる。また、この団子のため、現在一部地域で地上デジタル放送が受信しづらくなっている。 東京スカイツリーを運営する、株式会社東京スカイツリー634によると、27日午前5時ごろから、同社に「地上デジタル放送が受信できない」という電話が相次いだ。同社から連絡を受けた建設会社作業員が、スカイツリー600メートル付近から放送波を発信する尖塔部分を目視したところ、それぞれ白、ピンク、緑色の花見団子のようなものが3個刺さっていることが確認された。 スカイツリー尖塔の電波発信部10メートルは強風の影響を避けるため、空気抵抗の小さい直径3ミリのタングステン製針