ぼくの子ども頃の実家の話なんですけどね、食事は昔ながらのちゃぶ台を囲んで食べてたんですよ。 「ちゃぶ台」を「昔ながら」って感じるのも不思議な感覚ですよね。 日本の本来の「昔ながら」は「家族でちゃぶ台囲んで」じゃなくて1人ずつお膳によそっての孤食だったはずなのに。 って、今日はその話じゃなかったっす。 で、ぼくはそんなちゃぶ台を囲んで父親から「食事中は正座」で「足が痺れる前に食べ終えよ」と躾けられました。 「早飯早グソ芸のうち」が信条だったのです。 また、嫌いな食べ物が出た時に「これ嫌い」と言うと文句言わずに食べられるようになるための集中強化月間みたいなのが始まるシステムになってました。 なのでぼくは基本的に食事が楽しくなくて、無心でソッコーで食べてました。 ぼくにとって「家の食事」は「燃料補給」であって「ご馳走」とは「外で食べる食事」のことだったんですよ。 あ、呪いを吐きたいわけじゃないん