世の中には様々な趣味嗜好がある。崖が好きだったり、ビルに萌えたり、デパートに悶えたり、ハッキリ言って理解できない。 そして、またしても摩訶不思議な人種が発見された。それは「首都高フリーク」。 6月16日にイカロス出版から発売されたムック『首都高をゆく』で、各界の著名人が各々の首都高“萌えポイント”を幸せそうに紹介しているのだ。 この人たち、色々語ってくれているのだが、それがあまりにも独特な感性で、読む側もついていくのが精一杯。愛情のベクトルが個性的なのである。 まず登場してくれたのは、漫画家の江川達也。彼は小学3~4年生の頃から自分で想像して、架空のジャンクションをデザイン。親から心配されていたという。 上京してからは意味もなく首都高に乗り、環状線を何周も運転。帰宅後は通ったルートを地図で見直し、一人反省会をしていたというから骨太の首都高好きだ。 他にも立体交差の数が多く、造形的にカッコい