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2009年2月11日のブックマーク (3件)

  • 選択理由はコストメリット

    現在利用しているサービスを選んだ理由についても聞いた(図7)。ランニングコスト、導入初期コストが安いという回答が全体の1~2位になった。どちらも30%以上の回答者が理由に挙げている。ただ、基幹業務系と非定型業務系のユーザーに分けてみると、基幹業務系ではランニングコストを選択の理由にした回答者は22.2%にすぎず、4番目に下がった。 この結果は、回答者のSaaS/ASPサービスに対する利用開始前の期待とマッチしている。基幹業務系ではシステムを稼働させるまでのコストが大きく、そうしたコストの削減期待が大きい一方で、管理・運用費は比較的重視されていない。非定型業務系では逆に管理・運用フェーズが重視されており、ランニングコストが選択の第一理由になる。 また、基幹業務系では「事業者の他社での実績がある」「経営上層部の指示」が同率2位だったことも注目される。特に、基幹業務系の回答者を上場企業の回答者と

    選択理由はコストメリット
  • 非定型業務の負荷削減は期待以上

    ネットワークを通じてソフトウエアの機能をサービスとして提供するSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)が注目されている。米グーグルや米アマゾン・ドット・コムなどのベンダーが「クラウドコンピューティング」に取り組んでいるが、これもインターネットを通じてコンピュータ資源をサービスとして使えるようにするものであり、SaaSと親和性が高い。 SaaSの前身として1990年代末に始まったASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)がある。名前の通り、アプリケーションをサービスとして提供する。SaaSはASPよりもカスタマイズが容易だったり、サーバー資源をユーザーが共有する形態だったりという違いがあるが、質はASPと同じであり、ASPが時代に合わせて進化していった形がSaaSであると言える。 SaaS/ASPの注目度は高いが、実際に使っているユーザーはまだまだ少なく、どこにどれだけ効果がある

    非定型業務の負荷削減は期待以上
  • 導入前は可用性に大きな不安

    「サービスの可用性が十分かわからない」というのが得点147点と、ほかの不安要因に大差をつけた。2位以下4位までは横一線。5位の「セキュリティ面の危険が大きい」と6位の「アプリケーションが使いにくい」は、基幹業務系のアプリケーションを使っている回答者では得点が高くなった。一方、非定型業務系のアプリケーションを使っている回答者では下位の7位、8位とそれほど変わらない得点だった。 セキュリティ面の不安で大きな違いが出たのは、業務の内容に理由がありそうだ。非定型業務系のアプリケーションの場合、メールなどもともとインターネットを利用するものが多く、SaaS/ASPでインターネットを経由してデータをやり取りすることはセキュリティ上のマイナスにはならない。一方、基幹業務系の場合、これまではLAN内に閉じた環境で利用するのが普通だったので、インターネット上にサーバーがさらされ、データが流れることに不安を感

    導入前は可用性に大きな不安