乗客・乗員15人が死亡した長野県軽井沢町のスキーツアーバス転落事故で、県警軽井沢署捜査本部による車体検証の結果、ブレーキなど主要部分に目立った異常はなかったことが捜査関係者への取材で分かった。捜査本部は、バスが峠道の下りに差し掛かった付近で運転手にトラブルが起きたとの見方を強める一方、ブレーキやエンジンについては専門家による調査を実施する。 捜査本部は19、20日の両日、同県上田市の製造元の整備場で車体の検証を実施。速度などが記録される運行記録計(タコグラフ)の記録紙など4点を押収した。国土交通省によると、事故車両は2002年に初年度登録されている。