路上で女性のかばんを奪ったとして、神奈川県警南署は28日、強盗容疑で相模原市南区上鶴間本町、韓国籍の自称会社役員金俸基容疑者(39)を現行犯逮捕した。酒に酔っており、「覚えていない」と否認しているという。 金容疑者は11月、経営する薬局グループ3社で医薬品の架空仕入れを計上し、計約4900万円を脱税したとして、法人税法違反容疑で横浜地検に逮捕された。地検は同月、共に逮捕したグループ実質経営者の父親(67)と3社を同法違反罪で起訴する一方、金容疑者は処分保留で釈放していた。 逮捕容疑は28日午前0時25分ごろ、横浜市南区永楽町の路上で、同市の女性(30)を背後から押して転倒させ、手提げかばんを奪った疑い。追い掛ける女性の声を聞いた通行人の男女数人が金容疑者を取り囲み、身柄を押さえた。 [時事通信社]