日本のイージス艦が漁船と大変なことになっている間に、ハワイ沖では米海軍のイージス弾道ミサイル防衛システムが、制御不能になったスパイ衛星の撃ち落としに見事成功したようです。上がその命中の瞬間を捉えた動画(爆発は1'23")。 今回使った迎撃ミサイルシステムは1980年代半ば、レーガン政権の戦略防衛構想(SDI)の一環で誕生したものです。「うまくいくわけない」という多くの専門家の非難もあっただけにペンタゴン(国防省)にとってはまさに快挙。アメリカ軍統合参謀本部副議長カートライト将軍(絶対ジャック・バウアーのお兄ちゃんですよね…)もクールな中に喜びを隠せない様子ですね。 ミッションの流れを整理しましょう。 10:26PM EST ハワイ沖北西のイージス艦レイク・エリー(タイコンデロガ級ミサイル防衛艦)からキネティック弾頭を搭載したスタンダードミサイル3(SM3)発射 10:50PM EST(24