セオドア・グレイは周期表への熱い思いを抱き、彼のコレクションはどんな博物館にもひけをとらない。独特のウィットと博識で、そしてなによりもまず見事な写真で、彼は元素のユニークな性質と用途を――身近なものから突飛なものまで――興味のつきない例をあげて教えてくれる。見て美しく読んで楽しいこの本は、単なる元素のガイドブックではない。この世界を作っている物質に対するあなたの見方を大きく変化させる、目から鱗の一冊である。 ―オリヴァー・サックス (神経医学者、『レナードの朝』、『妻を帽子とまちがえた男』、『タングステンおじさん』などの著者) この元素の本は、スタイルの点でも内容の点でも、元素をあつかった他のすべての本をかすませてしまう! 黒をバックに見事なセンスで配置された写真の素晴らしさ。そこに付された短い解説文の中で、著者・グレイは選び抜かれた言葉を操って元素の用途を描写し、歴史を掘り下げ、さらには