12月12日にスタートするニコニコ動画の新版「ββ」(ダブルベータ)は、ユーザー同士が一体感を持ってコミュニケーションできる機能を強化する。「個人での利用に特化する形で発展してきたネットの進化の逆を行き、多くの人が共通体験を持つ“社会”に進化させていく」のが狙いという(→新機能に関する詳細記事)。 企業からのコンテンツ提供も強化。テレビ局などが制作した“プロの動画”が集まる仕組みも整え、これまでの「ネットに強い若年層」ユーザーだけでなく、さらに上の世代など幅広いユーザー層の獲得につなげる。 何もないときは「広場」に集まれ ββの新機能の目玉は「ニコニコ広場」と「ユーザー生放送」だ。広場とは、数十万人が集まることができるというチャット空間で、いつでもアクセスしてユーザー同士でコミュニケーションできる。時報が流れると自動的に広場に移動。時報について語り合える。 ニワンゴ取締役の西村博之(ひろゆ
ヤフーとニワンゴは、9日に発表したYahoo! JAPANと動画共有サービス「ニコニコ動画(SP1)」の協業に関する説明会を開催した。 Yahoo! JAPANとニコニコ動画の協業は、9日午前に発表されたもの。同日時点で、Yahoo! JAPANの動画検索におけるニコニコ動画への検索精度向上や、Yahoo!ツールバーへの対応。また、ニコニコ動画内の「ニコニコ市場」へYahoo!ショッピングの商品情報追加などが実施されている。 説明会には、ヤフーの喜多埜裕明 取締役COO、ニワンゴの杉本誠司 代表取締役社長に加え、ニワンゴの親会社であるドワンゴの小林宏 代表取締役社長が出席。9日に開始した連携サービスのデモンストレーションのほか、協業の経緯や今後予定する連携内容を説明した。 ■ 協業の始まりは2007年7月。ヤフー側から提案 ドワンゴの小林氏によれば、「2007年7月頃にヤフーさんから声をか
「ニコニコ動画」の投稿動画にさまざまな機能を付けられる機能「ニコスクリプト」(NICOScript)が、11月26日に実装される。21日付けの開発者ブログで明らかになった。 ニコスクリプトは、コメント欄に専用コマンドを入力すると、動画にさまざまな機能を付けられるというもの。動画を丸でくりぬいて一部分だけ見せる「窓」や、特定の言葉が投稿されると「当たり」などとメッセージを表示できる「クイズ」といった機能が利用できる(関連記事参照)。 当初、10月18日に実装予定だったが延期していた。26日の午後0時から3時までのメンテナンスが終わり次第公開する。 関連記事 “埋もれた職人”に光を――ひろゆき氏に聞く「ニコ動(RC2)」 「才能の無駄遣い」を惜しまない職人たちが、ニコニコ動画に集結している。新バージョン「RC2」は、職人達が「ゲーム風動画」まで作れる仕組みを提供。「埋もれた才能を発掘できる土台
ブロードバンド推進協議会(BBA)は22日、「仮想世界におけるコミュニティサービスの現在」と題するシンポジウムを開催した。日本技芸の濱野智史リサーチャーが、「Second Life」「ニコニコ動画」「Twitter」といった2007年に話題となったサービスの比較分析について講演した。 ● ニコニコ動画とTwitterの共通点 濱野氏は、Second Life、ニコニコ動画、Twitterについて、各サービスを利用する際の“時間”に着目した比較分析を行なった。 まず、従来のコミュニケーションには、電話やテレビなどの「同期」と、手紙や書籍などの「非同期」があることを説明し、「インターネットは基本的に非同期のメディア」とした。ただし、チャットやインスタントメッセンジャー(IM)など、同期コミュニケーションが可能なアプリケーションもある。 「2007年には、単純に同期・非同期として括ることのできな
エイベックス、「ニコニコ動画」活用など映像事業構造改革 −アニメDVD化モデルの出資比率抑え。アジア向け映画強化 エイベックス・グループ・ホールディングス株式会社は16日、映画化を前提としたDVDドラマをリリースする「DVD First」や、アニメ映画の強化、ニコニコ動画の活用などを軸とした、映像事業の構造改革を実施したと発表した。 同社は音楽事業に次ぐ収益の柱とすべく、2005年4月から映像事業に本格参入。洋/邦画、アニメなどを手掛けてきたが、経験やノウハウの不足、映像業界における構造的に不利なポジションにいたこと、市場環境の悪化などの要因で、3年間の累積損失が75億円に膨らみ、2009年3月期も9億円の営業赤字を予想。2010年3月期以降の黒字化を目指し、構造改革に踏み切った。 現在の映像業界では、自社の劇場網を持つ大手配給会社、自社メディアを活用したプロモーションやパッケー
ニワンゴは、「ニコニコ動画(RC2)」の黒字化を目指し、収益源になりそうなアイデアを検討しているようだ。開発者ブログはこのほど、動画に強制的に割り込む時報に入るスポンサーの募集を始めた。 毎日午前0時、全ユーザーの動画再生を強制的に一時停止して割り込む番組「公共コメント委員会」のスポンサーを募集する。「毎日10万人から20万人が同時に視聴するネット上でもっとも印象的な広告枠」として1週間単位で販売したい考えで、「スジャータさん、ロート製薬さんは特別価格でご提供したい」(開発者ブログ) 開発者ブログによると、RC2へのリニューアル以降はプレミアム会員が順調に増加。「あと5割ほど収入を増やせば黒字化できそうなところまできている」といい、収益源の多様化に知恵を絞っている。 公式コンテンツホルダー向けに、動画を有料配信する仕組み作りも検討。月単位で特定の動画が見放題の有料チャンネルを作ったり、有料
ドワンゴとニワンゴは10日、動画共有サービス「ニコニコ動画(RC)」を機能強化したRC2版を10日18時に開始すると発表した。合わせて、吉本興業グループやエイベックス・エンタテインメントら8社が、ニコニコ動画に対して権利を許諾して動画を提供するパートナー企業となることを発表した。 ■ ニコニコ動画専用スクリプトの実装やインターフェイス改善を実施 ニワンゴによれば、ニコニコ動画の本格的なバージョンアップは今回の「ニコニコ動画(RC2)」が初めて。これにより、従来のニコニコ動画、それ以前にドワンゴが開発していた「パケラジ2」からの構想である「ネット上で第二の人生を送る」ことが実現できると説明し、この構想を「ニコンドライフ構想」と呼んだ。 新機能は、10月10日以降に順次実装を予定。ニコニコ動画専用スクリプト「NICOScript(ニコスクリプト)」を新たに開発、RC2版より導入した。このNIC
ニワンゴの「ニコニコ動画(RC)」が10月10日に大幅リニューアルし、「RC2」になった。従来はYouTubeからのアクセス遮断対策といった「後ろ向きなリニューアルが多かった」(同社取締役の西村博之=ひろゆき氏)が、今回は独自スクリプトによる新機能の追加など、ユーザーの利用の幅が広がる「前向きな」もの。大手コンテンツホルダーと提携して動画を配信も発表した。 「ユーザーの方と、お金を出してくれている(親会社の)ドワンゴさんはニコニコしてくださっているようだ。あとは、動画の権利者の方にもニコニコしていただける仕組みにできれば」(ひろゆき氏)――投稿動画サービスと著作権侵害は常に背中合わせだったが、ユーザー主導でクリエイティブな作品が次々に生まれているのもニコニコ動画の特徴。ニコニコらしい著作権の形や新たなビジネスモデルを模索していく。 急成長中だが「まったく黒字化していない」 ニコニコ動画は昨
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