7月9日、アジア株が反発したことで、マーケットは落ち着きを取り戻している。都内で5日撮影(2013年 ロイター/Toru Hanai) [東京 9日 ロイター] - アジア株が反発したことで、マーケットは落ち着きを取り戻している。経済減速や資金流出への懸念は残っているが、堅調な日米経済が投資家のリスク選好度を下支えているという。 ただ、日本株には「熱中症」への警戒感も出ている。水準的な過熱感は乏しいものの、急ピッチの上昇で日経平均<.N225>の25日移動平均線とのかい離率は再び8%を突破。中国経済への不安を抱え、円安などのサポートもないままで、このまま短期筋の先物買いが押し上げれば、週末のSQ(特別清算指数)算出に向け波乱が起きる可能性もある。