大型オートバイで和歌山県の高野龍神スカイライン(国道371号)を時速188キロで走行したとして、橋本署は4日、同県紀の川市貴志川町北、会社員岩橋広明容疑者(42)を道路交通法違反(速度超過、通行区分違反)容疑で逮捕した。 暴走する様子がインターネットの「ユーチューブ」など複数の動画投稿サイトで紹介され、同署などが動画を解析した。投稿サイトの動画を基にした速度違反の摘発は全国で初めて。 発表によると、岩橋容疑者は昨年8月16日、同スカイラインの同県かつらぎ町―有田川町間の約10キロを国産1300ccのオートバイで往復。指定速度50キロの区間を188キロで走行するなどした疑い。「猛スピードで走るバイクの動画が流れている」との通報で、警察庁科学警察研究所が風景の流れ方などから走行速度を特定。投稿者を割り出して岩橋容疑者を突き止めた。